こんにちは、みのりんです。
というようなラインがいまだにちょくちょく来ます。
本当にブログをちゃんと読んでくれたのかなぁ、とちょっと疑問に思ってしまう私がいます。
「前向き」ってなろうとしてなるものではなくて、自然に生きていたら周りがそう判断する場合もある、というくらいのものだと思っています。
卑屈なネガティブよりはいいけれど
自愛において最も大事なのは、自分をできるだけフラットに観察することです。
事実と思い込みをきちんと区別し、自分の心に正面から向き合うことが大切です。
例えば、就活で一社から不採用通知を受け取っただけなのに「私は社会の歯車にもなれないクズ人間なんだ」と卑屈になるのはおかしいですよね。
この場合の事実は「一社から不採用通知を受け取った」ということで、思い込みは「私はクズ人間」ということです。
一応因果関係らしきものが提示されているので一見筋が通っているように見えるかもしれませんが、そこには論理の飛躍があります。
こういうネガティブは慰めるのが大変なのでめんどくさいですね。
それならポジティブのほうがまだ付き合いやすい気もします。程度にもよりますが。
それは現実逃避では?
しかし、私にメッセージを送ってくる方で「前向きになります!」と宣言している人の半分(みのりん調べ)は現実逃避です。
どういうことかというと、現実が自分にとって都合の悪いものなので見て見ぬフリをし、それを「ポジティブ」という言葉で覆い隠しているということです。
・彼から1ヶ月も連絡が来ない。
・夜中に「今ヒマ?うち来る?無理なら別にいいけど」とラインが来る。
・別れて3年経った。
こんな状況なのに、現実に向き合わず「自愛さえ頑張ってポジティブになれば絶対うまくいくはず!」と自分に言い聞かせている人がいます。
これはポジティブの皮をかぶった現実逃避です。
あなたの恋愛は現状叶っていません。
今後叶う保証もありません。
そしてあなたは自分の感情から逃げています。
厳しいように思われるかもしれませんが、これが事実です。
ただ見てあげてほしいだけ。
誤解しないでほしいのは、私は「望みの薄い恋をするな」と言いたいのではないということです。
望みの薄い恋をしたっていいんです。
私もちょっと前までしていましたよ。
そして結局うまくいかず別れて、20代後半という貴重な時間を失いました。
だから、それ自体はいいんです。
だってそうしたかったのだから。
ただ、私が言いたいのは自分の置かれた現実や自分の感じた気持ちをねじ曲げずに見てほしいということです。
「私は望みの薄い恋をしているんだ」とありのままの現実を認めているならそれでいいんです。
「私の恋は絶対叶う!」と現実逃避して、「叶わないかも」「つらい」「この先どうなるんだろう」という不安な感情を見て見ぬフリをしていることが問題だと言っているのです。
この違い、おわかりですよね。
私は基本的に「やってはいけない」とは言いません。
実らない片想いでも、望みがほぼゼロの復縁でも、あなたが本当にしたいなら私はそれを尊重します。
ただしそれはあなたが現実を直視し、それに伴うリスクも不快な感情もきちんと飲み込んでいる場合に限ります。
逆に言えば、現実逃避からの選択はどんなに世間体の良いものであっても応援できません。
そのまま見て見ぬフリを続けていれば、遅かれ早かれ心が悲鳴を上げることはわかっているからです。
厳しいことばかり言ってしまいましたが、どうか自分から逃げないでください。
逃げそうになっている自分を、毎日毎分毎秒きちんと捕まえてください。
「ちゃんと自分の現実を見ろ!ちゃんと自分の感情に向き合え!」と言ってあげてください。
それが自愛だと思います。
【電子書籍】
【自愛ノート・感想】
【完全無料ラジオ】
※いただいたコメント・LINE@のトークは、個人を特定されない範囲においてブログ・ラジオ・その他「みのりん」名義で活動する媒体で許可無く紹介される可能性があることをご了承ください。