こんにちは、みのりんです。
最近、なかなかブログが書けない病にかかっていました。
まぁそれでも他の人(誰?)よりは書けているほうだとは思うのですが、なんかこう、半分仕事というか、「書きたい!溢れて止まらない!」という衝動が沸いてこなかったんですね。
なんでだろうと考えていて、ふと気付きました。
「自分の話をしないようにしてるからだ……!」
このブログを始めたとき、書庫のようなブログにしたいと思ったんですね。
つまり、誰がいつ読んでも有益な記事の集合体にしたかったのです。
そのためには自分の話を控えなければならないと思いました。
私の状況は日々変わるので、例えば「彼氏ができました」なんて書いて3ヶ月後に別れたら、その記事は古いものになってしまうじゃないですか。
それがなんだかイヤだったんですよね。
あと、グーグルアドセンスという広告アフィリエイトの審査を通すために「日記」ではなく「有益な記事」を積み重ねる必要があったという理由もあります笑
ただ、もうアドセンスの審査は通ったので好きなことが書けますし、自分の話をしないようにしているとどんどんブログを書く意欲が失われていってしまうことに気付いたので、今後はもう少し自分の話も取り入れていきますね。
もしかしたら1年の間に彼氏が5人くらい変わって「いちいち報告するなよ、うぜぇな」と思われるかもしれませんけどね♡(それくらいモテたいなーという願望の表れ)
さて。
前置きが長くなりましたが、今回は復讐の話です。
私ね、復讐したい人がいたんですよ。
いたんですよ、というか、現在進行形なんですけど。
私はその人にひどく傷つけられて、誰に話しても「えっ、ひどいね……」と同情されるくらいの事案でした。
そんな怒りを心に抱えていた私は、ふと思い出したんです。
「そういえばあいつ、脱税してたよね……?」
脱税というべきか過少申告というべきかわかりませんが、とにかく支払う税金を少なくするためにズルい手口を使っていたのは確実だったので、これ幸いとばかりに税務署に密告することにしました。
今は国税局のHPに行けば専用のフォームが用意されてるんですね。知らなかったです。
私は関係のありそうな法律を調べ、根拠となる部分を抜粋するなどして、信憑性のある文章をどんどん書き連ねていきました。
「これで追徴税をガッポリ徴収されればいい……」
と呪いながら。
しかし、猛烈な勢いで文量を書いていた私の手がぴたりと止まりました。
そしてそのまま保存もせずウィンドウを閉じてしまいました。
「あぁ、もういいや……」と思ったんですね。
うまく言えないのですが、理由は大きくわけて2つあります。
1つ目は、気が済んだということ。
復讐のエネルギーをキーボードにぶつけることで、鬱屈していたものが昇華されたのかもしれません。
2つ目は、ピークまで感じ切ったからおさまったということ。
飽きたともいえますが、どんな感情も味わい尽くすと味がなくなってくるので、極限まで味わった復讐心は自然におさまったのでしょう。
実は、この密告の話は結構いろんな友達に話していたんですね。
「私、密告してやろうかと思うんだ」と。
そうすると返ってくるのは決まってこんな言葉でした。
「そんなのやめときなよ、同じ土俵に立つことないじゃん」
「そんなことにみのりんのエネルギーを使うのはもったいないよ。忘れることが一番の復讐だよ」
……うん、正論。
そうだよね。やっぱりやめたほうがいいよね。
私はそう思ってずっと自分の「復讐したい」という気持ちを抑圧していたのです。
でも、抑圧すればするほど復讐心はどんどん大きくなっていって、結果的には誰に相談することもなく衝動的に国税局のHPにアクセスしていたわけです。
そんなとき、一人だけ私の気持ちを肯定してくれた人がいました。
「復讐されるようなことをしたほうが悪い」
「復讐なんて本当は誰もしたくないけど、そうでもしないと晴れない気持ちってあるのだと思う」
「そもそも脱税の密告は復讐ですらない。ちゃんと納税している人からしたら脱税は間違ったことだし」
そんなふうに言ってくれて、私はすごく救われたんですよね。
私は自愛マスターを名乗っているくせに、「復讐したいと思っている私」を認めることができませんでした。
「復讐なんてしてはいけない!」と自分に一生懸命言い聞かせて、でも抑えきれなくて、行き場のない怒りやモヤモヤが爆発寸前にまで高まっていました。
その矛先が密告という行動へ向いたからまだ良かったようなものの、もしその相手が目の前を偶然通りかかっていたら、私は殴りかかっていたかもしれません。突き飛ばしていたかもしれません。
そんな危険な心境でした。
もちろん、復讐がいいこととは思いませんよ。
しないに越したことはないし、復讐した側も罪や罪悪感を背負うことになるし、実際に復讐をしたところで1ミリも気が晴れないというのはよく聞く話です。
でもね。
「実際に復讐をする」ということと、「復讐したい気持ち」はわけて考えるべきなのだと思いました。
実際に復讐をすることに関しては時間をかけてゆっくり考えたほうがいいと思いますが、復讐したいという衝動的な気持ちは全力で認めてあげたほうがいいと思います。
イメージとしては、こぶしを振り上げた自分を強く抱きしめて身動きが取れないようにする、という感じでしょうか。
「つらかったね、苦しかったね、殺してやりたいよね」
と抱きしめてあげて、でも、衝動的な行動は起こさせないようにする。
そんな感じです。
もちろん、実際に復讐に及んでしまったとしても、私はそれを止める権利はないですしね。
その人の怨みはその人にしかわからないから、部外者がどうこう言える問題ではないと思います。
私は今回復讐を思い留まりましたし、今は復讐心は消えていますが、またなにかのきっかけで再燃するかもしれません。
でも、そのときは抑圧するのではなく、復讐したいという気持ちをまるごと認めてあげようと思いました。
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