こんにちは、みのりんです。
もうかれこれ半月近くもブログを更新していなかったんですね。
自分でもびっくりしています。
ちなみにラジオもあまり録れていませんしラインもあまり返事ができていません。
どうしてそんなにほったらかしにしていたのか?
私の心に余裕がなかったからですね!笑
ちょうど1年くらい前に大失恋をしたときですらブログを書いていた私なのに、それが書けなくなるなんてどういう状況なのでしょう。
まさかまた失恋?
なーんて(ほんとに違います笑)
原因は、母との関係です。
私と母との関係はもう何度も何度もブログに書いていて、私のなかではとっくに解決した問題だと思っていたのに、実は全然解決なんてしていなかったんですね。
それに気付かされたとき、私はとてつもなく恥ずかしい気持ちになりました。
だって、偉そうに自愛なんか広めて、
「私は母との問題を解決しましたー」
なんてうそぶいておきながら、実は全く解決していなかったどころか水面下では悪化していたなんて、恥ずかしくてとてもじゃないけど言えませんでした。
本当はブログに書いていろいろ吐き出したかったけれど、それも「みっともない」とブレーキがかかってしまったんですね。
みっともない姿も隠さずさらけ出します!なんて豪語していたこともある私が、ですよ。
言うことコロコロ変わりすぎです。
そんなわけでなかなか書けなかったことを、なんの構想もないままぽつぽつ書いていこうと思います。
どうかお付き合いください。
タイトルにもあるように、私は今カウンセリングに通っています。
私の心の底にある母との問題は、自分ひとりでイジるにはあまりにも危険すぎると判断したからです。
私の電子書籍のレビューに「軽度の人ならいいけど重度の人が自愛をやると危険」と書かれていましたが、本当にその通りですよ。
それをあまり説明してこなかった私にも責任がありますが、自愛はあくまで軽度の人向けですし、自分ひとりでやるには限度があります。
もちろん私は自愛の効果を心から実感していますが、病的に生きづらい人は迷わずプロを頼りましょう。
私自身も「これは自愛では無理だな」と思ったのでカウンセリングに行きました。
ネットで探し抜いたそのカウンセラーの先生は、とてつもなく胡散臭い見た目の中年男性でした(悪口w)。
しかし理論と臨床経験は申し分ないプロです。
着席して軽く自己紹介をしたところで先生に今までの境遇を軽く話したところ、彼の顔がどんどん曇っていき、私の話を遮るように
「それ、虐待だよ」
と言われました。
「えっ?」ですよね。
虐待とはいくらなんでも大げさすぎると思いました。
私はお金も時間も手間も十二分にかけてもらったし、母と過ごしていて楽しい瞬間もたくさんありました。
それのどこが虐待なのだ、と思いました。
そりゃ多少は毒親的な要素はあるにしても、「虐待」はさすがに言い過ぎだろう、と感じました。
しかし先生は続けます。
「あなたのお母さんは毒親なんてレベルじゃない。虐待だ。僕は今まで毒親の娘を何百人もカウンセリングしてきたけどその中でもかなりひどいレベルだ。僕はあなたが今ここでそれなりに元気そうに座っていることに正直驚いている。あなたくらいのレベルだったらとっくに自殺してるか重い精神病にかかっているのが当たり前だと思う。よくここまで生き延びてきたね?」
私はこう答えました。
「数年前までは毎日死にたくて死にたくてたまらなくて遺書を持ち歩きながら死に方を探していたんですけど、数年前から自愛というものを始めて、そのおかげでここまで元気になれたんです。自愛というのは自分の感情や思考をありのまま認める方法で、自分の心に浮かんだことを絶対に否定せずに、ひたすらノートに書いていくというものです」
すると先生は目を大きく見開いてこう問いかけてきました。
「その方法は確かに効果があると思うけど……もしかしてひとりでやったの?」
「はい」
「つらくなかった?」
「つらかったですよ」
「想像を絶するつらさだったと思うけど?」
「はい。何度も嘔吐したり号泣したりしました」
「あなたがひとりでそれをやったのはすごいことだけど……かなりの無茶をしたね」
「え、そうなんですか?」
「うん。もっと早く僕のところに来てくれていれば、そんなに苦しい思いをせずに同じような効果が出たのに」
だそうです。
自愛の効果にプロのお墨付きをもらったのはうれしいことでしたが、やはり重度の人が自分ひとりでやるのはかなりの苦痛を伴うということが発覚しました。
重度のあなたはプロを頼ってください。(何度でも言います)
そしていろんな話をしていくうちに、先生には私の心の傷が見えてしまったようです。
彼が私の痛いところをちょっとつつくと、私はたちどころに過呼吸を起こしてしまいました。
「あーあ、(過呼吸)出ちゃったか。はい、ゆっくり息を吐いて」
先生は過剰に心配することなく、淡々と私の呼吸を整えます。
そして呼吸が落ち着いたところで先生は続けます。
「あなたはパワーのある人だと思ったんだよね。虐待からここまで生き延びてきた人だからこれくらいなら耐えられるかなーと思って。でも、やっぱり傷は深いみたいだね。過呼吸になったの始めてじゃないでしょ?過呼吸は癖になるからね。しばらくはもっと浅いところの治療をしよう」
私はショックでした。
私はパワーがある。
私は強い。
私はすごい。
私は偉い。
そう思っていたかったのに、いとも簡単に弱点を見破られて、過呼吸にまでなってしまって、なんて情けないのだろうと。
別に先生は私の敵ではないのに、なぜだかとても悔しかったです。
そしていちばん見たくなかった部分に向き合わざるをえなくなりました。
それは私と母が「共依存」の関係にあることです。
私はこれだけは見たくなくて、自愛マスターなのに無視していたんですよね。
母の言いなりになっているのは、母に嫌われるのが怖いからではなくて私のほうが精神的に大人だから。
母に反論しないのは、母に叱られるのが怖いからではなくて親を敬っているから。
いつまでも実家から出ないのは、母から離れられないのではなくて親孝行と節約のため。
ずっとずっとそうやって自分を偽っていました。
でも本当は全部、母に愛されたくてやっていたことだったんです。
過干渉と人格否定のなかにときどき幻のように現れる、
「あなたはお母さんの言うことをよく聞くいい子」
「あなたは親孝行。あなたを産んでよかった」
「あなたは自慢の娘」
というような言葉を死ぬほど欲していたから、私は親離れができなかったんですね。
いくら干渉されても、いくら人格を否定されても、母からの愛情めいた言葉をもらうことを私は諦められなかったのです。
私は大人なんかじゃない。
私は自立してなんかいない。
私はどうしようもなく子どもで、精神的には赤ちゃん同然なのだと思い知りました。
もちろんこれは私のせいではありません。
というか誰のせいでもありません。
父も母も自分の親から精神的な傷を受けていて、祖父母もまたその親から精神的な傷を受けていて、そうやってずっと連鎖してきただけのことです。
私の生きづらさは確かに母が原因ですが、「母のせい」ではないのです。
母もまた被害者なのですから。
……みたいなことを話すと、先生にたしなめられます。
「それは正しいけど、今の段階で言うことじゃないよね。今のあなたはまだまだお母さんを憎み足りていないのに、それを押し殺してお母さんを庇おうとしてるでしょ。それがアダルトチルドレンである証拠なんだよ。アダルトチルドレンって、一言で説明するとなんて言うか知ってる?『いい子』だよ。あなたはいい子なの。お母さんにとっての『いい子』なの。そこに自分の人生はないよ。あなたは今もお母さんのために生きてるんだから」
自己流で真似をする人がいたら危険なのでカウンセリングの具体的な手法は書きませんが、まぁこんな感じで私は今母とのトラウマを治療しているところです。
いろいろ宿題もあって自分のことで一生懸命なので、あまり自愛を広める活動に割く時間がないんですね。
でも、きちんとした治療計画を立ててもらっているので、そう遠くないうちに心の傷は癒えていくと思います。
今回カウンセリングに行って改めて思ったのは、
「私、自愛がなかったらマジで死んでたかも」
ということでした。
死ぬ死ぬ詐欺みたいでカッコ悪いのであまり周りには言わないようにしていましたが、それでも毎日遺書を持って歩くなんて控えめに言っても異常ですよね。
その異常な状態から、「積極的に死のうとは思わない」というところまで私が立ち直れたのはまぎれもなく自愛のおかげです。
ただし、自愛は万能薬ではありません。
擦り傷にキズパワーパッドを貼ればきれいに治りますが、皮膚癌にキズパワーパッドを貼ったって無意味です。
そんな感じです。
自愛は確実に助けにはなるでしょうけど、自愛が全てを解決できるわけではありません。
私は今までそのことを伝えてきたつもりでしたが、伝え方が足りなかったような気がするので繰り返し書きました。
私の治療が落ち着くまで自愛活動がおろそかになるかもしれませんが、いただいたラインのメッセージに全て目を通すことだけは毎日欠かさずしているので、しばらくはゆっくりペースで活動することをご了承いただければ幸いです。
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